またまた地震

今度は福岡で大きな地震があった。新潟で被災した人たちのケアもまだ終わっていないこの時期に、また新たな地震があったことにはかなりショックをうけている。一番被害が大きかった玄界島をはじめ、被災された方々の地区の復旧ができるだけ早く終わり、元の生活を取り戻すことを切に願う。

災害はどこでも起こりうるわけで、フロリダに大きい台風が来た時には友人や親から心配メールが何通かきた。こっちに住んでいる者からすると、フロリダと僕の住んでいる町はかなり離れているのだから、まったく心配する必要はない。でも、アメリカの地理感がない人からすると、「アメリカ=一つの場所」なのかもしれない。ちなみに、フロリダの台風のことで中西部に住んでいる僕を心配することは、北海道にきた台風のことで僕が鹿児島の両親を心配しているのとほぼ同じである。

今回福岡の地震発生後、実家が本州にある人から心配メールをいただいた。「福岡で地震があったようですが、鹿児島のご両親は大丈夫ですか」という内容で。その人は、「福岡と鹿児島は離れているのは知っていますが」と付け加えていたので、おそらく大丈夫だろうと思っていたにもかかわらず、わざわざメールをくださった。非常に親切で丁寧な方だと思う。僕も福岡の地震なんだから、大丈夫だろうと思い、すぐに「全然大丈夫ですよー。まったく問題ないでーす」と返信しようと思ったが、実際には鹿児島がどんな状況なのかまったくわからなかったので、念のために電話してみた。

案の定というか、幸いながらというか、鹿児島の実家は普段どおりの生活を続けていて、「お彼岸だからこれからお墓参りに行くところだよー」と、いつもの口調だった。福岡の人にはもうしわけないんだけど、やっぱりほっとした。でも、鹿児島でも震度3はあったらしい。

あれだけ離れているのに鹿児島で震度3あったのだから、それだけで福岡の状況が想像できる。くり返しになるが、早く福岡が復旧することを願っている。