スターウォーズとレジー・ミラー

huey2005-05-19

前回見に行った映画が何だったのか正確に思い出せないくらい、久々に映画を見に行った。スターウォーズ・エピソード3の公開日だった今日は、雨にもかかわらずたくさんの人が映画館に来ていて、いつもの「スターウォーズ祭り」が健在だった。

スターウォーズファンじゃない僕は、正直このお祭り騒ぎに便乗できれば満足で、映画の内容にはそれほど期待していなかった。エピソード1と2もそこそこ面白かったけど、個人的にはターミネーター(3以外)のほうが好きだ。しかーーーし、今回のはかなり良かった。グラフィックや音はそれほど進化したと思わなかったけど、人間関係と善と悪を描いたストーリにはまってしまった。スターウォーズファンじゃなくても楽しめると思う。日本での公開は7月だけど、これは映画館で見ることをおすすめする。

夜はペーサーズとピストンズ(バスケット)の試合をテレビで見た。残念ながら負けてしまい、今期のペーサーズの日程が終了した。それと同時に、今日のゲームがこのチームで18年プレーしてきたレジー・ミラー(Reggie Miller)の最後の試合となった。

この試合で27得点をあげたレジー。引退するにはもったいないほどの技術の持ち主が、今日限りで引退した。試合最後の20秒、ペーサーズの負けがほぼ確定したとき、監督がレジーをベンチにさげた。その時、タイムアウトでもないのに時間が止まり、観客から盛大な拍手とレジーコールがおこった。相手チームの監督と選手までもが大きな拍手を送っていた。感動の瞬間。目頭が熱くなるのを感じたけど、ぐっとこらえた。でも、涙腺のゆるいhoosier君は完全ノックアウト状態。いや、涙腺には関係なく、バスケとレジーを愛するものなら涙して当然の瞬間だった。その証拠に、泣いているたくさんの観客が同時に映し出されていた。

泣いている観客の中に、プラカードを持っている男性がいた。そこには、「Thank you Reggie! Thank you Reggie! Thank you Reggie!」と書かれていた。他の何よりも、これがみんながレジーに伝えたかった全てだと思う。きっと3回以上書きたかったこの男性の気持ちはレジーに伝わっただろう。

ジー、本当にお疲れ様でした。そしてありがとう。